世界一の長寿国となったわが国は、21世紀を迎え高齢者のいる世帯が全体の3割を超え、2015年には、さらに4割に達し、その約半数が高齢単身・高齢夫婦世帯になるといわれています。すべての人が安心して心豊かに高齢期を過ごせるような、生活の基盤としての住まいの整備を進めることがますます求められています。
高齢社会を支える住まいづくりには、高齢期のからだの変化に配慮した住宅の普及や高齢者向けの賃貸住宅の供給、保険・医療・福祉と連携した日常生活支援や在宅介護サービスの提供、暮らしに安心をもたらす地域社会づくりなどの幅広い課題があります。高齢社会を支える住まいづくりを通して、できる限り住み慣れた地域と住まいで、誰もが健やかに生き生きと暮らし続けられるよう、また心から長寿を喜べる優しさと活気に満ちた高齢社会が築かれるよう、全力を尽くしてまいります。 |